当社ではご家庭用や小規模店舗様に向けた浅い井戸の掘削をしています。井戸と言うと人が入って掘るような大きな穴の井戸を思い浮かべられる方もおられるかもしれませんが、当社が施工するのは直径が3cmから5cm程度の大きさの塩ビパイプなのでとてもコンパクトなものです。そのような小さなもので水がたくさん出るのかを心配される方もおられるかもしれませんが浅い井戸といっても10メートルくらい(ビルの3階くらいの高さ)まで掘りますので地域にもよりますが普段使われている水道よりもたくさんの水を汲み上げることが可能です。
水の汲み上げには専用のポンプが必要となります。電気の要らない手押しポンプや蛇口をひねるだけでオンオフできる家庭用の電気ポンプがポンプメーカー各社から販売されています。また、井戸からの配管も水道管の様に地下に埋めて配管出来ますので使い勝手は水道と変わりません。
当社が保有するボーリングマシンという専用の機械はとても小型ですのでちょっとしたお庭や駐車場などの小スペース(軽トラ3台分くらい。縦横斜めどんな形でもいい。)での工事が可能です。地域により地層が違うので一概には言えませんが10メートル以上の深さを掘ることや、玉石があるような地層でも掘れます。
井戸の活用方法は様々ですが、洗浄用や植物への水遣り、池などの水などでの利用が一般的なのではないでしょうか。最近では、地下水の温度を利用した融雪のための散水、有事の時のための災害用目的などで井戸を掘られる方が増えています。地下水は年中通してほぼ一定であるため、約15℃くらいです。夏は冷たく、冬は温かく感じるのはこのためです。お店、病院などでは雪が降ると除雪が必要となりますが、業者に除雪をお願いしてもなかなか来てもらえなかったり、結構費用がかかったりしますし、何日も降り続くと雪の置場にも困ります。この様な時に井戸の融雪利用は活躍します。ただし、地域により金気(赤水)が出る場合もあり、舗装などが赤茶けた色が付くことがあります。この様な時にはランニングコストの安い井戸水を使ったロードヒーティング(駐車場などに設置する床暖房の様なもの)などで融雪をすることもできます。このところ各地で災害が起きています。災害の規模により水道管などが破損してしまった場合は、汚れた手を洗うことすらできません。災害の内容にもよりますが、何かを洗い流すのには水が必要になります。この様な時に手押しの井戸が役に立ちます。電気は水道などよりも復旧するのが早い場合が多いですし、小型の発電機でも動かすことができるので電気で水を汲み上げるポンプも有効になることが多いです。
当社では飲料用の井戸は受付ておりません。それは、地域により地質が違い水質が異なること、井戸の深さが深くなる場合には掘削の機械設備が大型になり費用が高額になってしまうからです。飲み水での使用をお考えの方は申し訳ありませんが他社をお探しください。
各ポンプメーカーから販売されています浄水設備のご利用で飲料をお考えの場合は対応できる場合もございますのでご相談ください。
営業範囲:米子市、境港市 近隣